©Takuo Arai
京都出身。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業、東京藝術大学美術研究科絵画専攻日本画修了。学生時代より、ニューヨークと東京にて多くの展覧会に参加。自然界にはない「四角」という形をモチーフに、自然から生まれた日本画の素材で抽象画を描く。第30回上野の森美術館大賞、臥龍桜日本画大賞等にて入選。
ステートメント
私のテーマは四角という形です。
四角は自然界にはない、人間の都合で生み出された、非常に人工的な形です。しかし、平面作家とって、四角は画面の枠であり、制約であり、現実世界との境界線でもあります。私は、敢えて四角の「なか」にさらに四角を閉じ込め、それを反復して多重構造を創ります。岩絵の具という自然の素材で、時の流れ、移ろいなどの「動」を枠の中の四角で表現することで、自然の推移や災害をも受け入れる、日本人の無常感(「侘び寂び」)を再現したいと思っています。
岩絵具、銀箔、寒冷紗、折紙
500 x 650 mm
2019年
Inquire Art Platform Tokyo
チョコレートの変容する性質と、流動する物質を関連づけた「味覚の過程」をテーマに表現を試みました。
展示場所 : 2階 ⑤