©西光祐輔
京都生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。日常品、ファウンド・オブジェ、フィギュア、雑誌の切り抜き等をベースに、コラージュ手法でつなぎ合わせた作品を制作して、日常における既存の解釈・文脈を問いかける。ユーレンス現代美術センター(北京)、横浜美術館、森美術館、シンガポール国立美術館を始め、国内外主要都市で個展、グループ展にて作品を発表している。平成24年度京都市芸術新人賞、平成27年度京都府文化賞奨励賞受賞。
金氏徹平は、日常品、ファウンドオブジェクト、漫画のキャラクターを用いて作られた楽しくかつ威嚇的な彫刻を通して、今日の日本文化における大量消費を鋭く追及する。過剰消費の排出品を繋ぎ合わせて作るポップな色彩の彫刻や、漫画のセリフのようなプリントは、過度な刺激、飽和状態のイメージに囲まれて育つ彼の文化の産物である。 2002年以降の代表的なシリーズWhite Dischargeは、アクション・フィギュア、プラスティック製の食品等の細かいものを、ねっとりとした白いレジンで覆い構成したものだ。静的かつダイナミックなフォルムという、人の意をつく魅力的な手仕事は、相容れない要素の具現化である。物理的であろうが、心理的であろうが、それぞれの性質が重層化し、合理化し、さらに複雑な配置をなし、そこに新しい命が吹き込まれる。
From Jane Lombard’s website
ただ (@ゆかい)
インクジェットプリント、紙、パネル、ウレタンコーティング、留め具
550x650x60mm
2019年
Sold
チョコレート、化粧品、スライムなど既存の液体状のイメージを切り抜き、建築用の合板に貼り付けたもので構築したレリーフ。
世界を流れる流動的なイメージを使った抽象画であり、既存の構造を流動化させる新しいイメージでもある
ただ (@ゆかい)
インクジェットプリント、木
550x650x60mm
2014-2019年
Inquire Art Platform Tokyo
チョコレート、化粧品、スライムなど既存の液体状のイメージを切り抜き、建築用の合板に貼り付けたもので構築したレリーフ。
世界を流れる流動的なイメージを使った抽象画であり、既存の構造を流動化させる新しいイメージでもある
展示場所 : 2階 ④